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スレオニン

スレオニンは、子どもの成長を支えるアミノ酸。大人にとっても健康と美容に役立つ存在です。体内で作れないため、年代を問わず常に意識して食事に取り入れる必要があります。スレオニンの効果や摂取方法をチェックしていきましょう。

スレオニンとは

成長に欠かせない必須アミノ酸のひとつ

スレオニンは、人間のタンパク質を構成する20種類のアミノ酸のなかでは最後に発見されました。研究用のネズミに19種類のアミノ酸を与えたにもかかわらず、体重の減少が起こったことから存在が確認されたそうです。今では身体を作り、成長に欠かせないアミノ酸として知られています。

家畜の飼料に添加して、穀物のアミノ酸を補う使い方も。スレオニンは、身体のエネルギー源であるグルコースを生成する材料でもあります。低タンパク質血症や低栄養状態、手術後のアミノ酸補給など、医療の現場でも使われています。

摂取しにくく不足しやすいアミノ酸

必須アミノ酸であるスレオニンは、体内で生成することができません。食事から摂取することが必要ですが、食生活によっては不足してしまうケースも多々あります。食品選びや適切な調理方法には気をつかいましょう。

スレオニンは動物性タンパク質食品に多く含まれているため、特にベジタリアンの方は注意が必要です。スレオニンを動物の穀物飼料に加えるのも、植物だけでは摂取量が不足しがちなため。摂りすぎると胃腸障害や頭痛が起こるとされていますが、食事で過剰摂取になることはほとんどありません。基本的には積極的な摂取を心がけましょう。

スレオニンの効果

脂肪肝の予防

スレオニンは代謝を活性化することで、中性脂肪の蓄積を抑える働きがあります。肝臓でも同じ効果を発揮するため、脂肪肝のリスクを減少できるでしょう。

脂肪肝とは、肝細胞の30%以上に中性脂肪が蓄積した状態を指します。脂肪肝を招く代表的な原因は飲酒ですが、お酒を飲まない人でも食べすぎや運動不足によって肝臓に脂肪がたまる可能性があるので油断は禁物です。脂肪肝の状態が続くと、生活習慣病のリスクも高まります。スレオニンを摂取することで、代謝を促進させ、脂肪肝の予防に活かしましょう。

髪に潤いとハリを与える

スレオニンは、髪の毛を構成するタンパク質(ケラチン)の構成物質でもあります。ケラチンはシスチン、グルタミン酸など18種類のアミノ酸から成り立っており、スレオニンもそのひとつです。

ケラチンを十分に生成するために大切なのは、食事でしか摂取できない必須アミノ酸をしっかりと摂ること。スレオニンは、髪のハリと潤いを作ったり、頭皮を保湿したりといった効果があります。不足することで機能が損なわれ、ツヤのないパサパサした髪を作る原因になってしまいます。

美肌効果

スレオニンは、髪だけでなく肌のハリや潤いにも関わりがあります。肌は角質層が幾重にも重なって作られており、一番表面にあるのが角質層です。角質層の役割は、肌内部の水分が逃げないように、そして外部の刺激を内側に伝えないように守ること。角質層で肌の潤いを保つ成分にNMFと呼ばれる天然保湿成分がありますが、これを作る要素となるのがスレオニンをはじめとするアミノ酸なのです。

また、スレオニンは肌の弾力を保つコラーゲンを作る材料でもあります。コラーゲンは肌の真皮層にあり、ハリと潤いを保つ役割を担う成分です。これらの成分の材料となるスレオニンを十分量摂取することで、健康で美しい肌を保つことができるでしょう。

スレオニンを含む食材とは

肉と魚を中心に乳製品からも摂れるスレオニン

スレオニンを多く含む食品は、肉類や魚介類、乳製品など。特にマグロや豚の赤身、鶏肉などから摂取しやすいでしょう。日本人にはあまり馴染みがありませんが、七面鳥にも豊富に含まれています。

また、スレオニンはゼラチンにも豊富。ゼラチン質は魚の骨に多いため、魚からスレオニンを摂る場合にはゼラチン質も一緒に摂取できる煮魚がおすすめです。乳製品であれば、含有量の高い脱脂粉乳やカッテージチーズを積極的に取り入れると良いでしょう。

野菜や穀物でスレオニンが多く含まれる食品

肉類を避けてスレオニンを摂取したい場合には、さつまいもや栗、レンズ豆などがおすすめです。肉や魚には劣りますが、大豆や小麦胚芽にも含まれています。

ただし、スレオニンは穀物飼料に混ぜて使われることからもわかるように、野菜や穀物の含有量は総じて少ないのが特徴です。植物性タンパク質よりも動物性タンパク質に多いので、野菜中心の生活をしている方は不足しないよう特に注意しましょう。

Summary

スレオニン
どんな人におすすめ?

  1. お酒を飲む人や美髪、美肌効果を求める人におすすめ
  2. スレオニンは肝臓の脂肪の蓄積を抑制してくれるほか、美容にも良い効果を与えてくれます。肝臓に負担をかけがちなお酒を良く飲む人や、美容に気をつけている人におすすめのアミノ酸といえそうです。
  3. とはいえ、スレオニンは年齢や性別を問わず、適切な摂取が欠かせません。代謝を促進して成長を促したり、脂肪燃焼によって健康をサポートしたりといった働きも持っています。ほかの必須アミノ酸と同様、常にバランス良く摂ることを心がけましょう。植物性の食品はスレオニンの含有量が少ないため、ベジタリアンの方や野菜中心の生活をしている方はスレオニン不足に注意が必要です。