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ヒスチジン

ヒスチジンは、子どもの身体では作ることができず、大人になってから生成が可能になるという変わったアミノ酸です。体内で作ることができるといっても、不足しないよう気をつかっていなければ、健康を損なう恐れも。ヒスチジンの効果や摂取方法をチェックしてみましょう。

ヒスチジンとは

子どもは合成することができないアミノ酸

ヒスチジンは、かつては準必須アミノ酸として乳幼児期のみ摂取が必要とされていました。しかし、近年になって必須アミノ酸として認められたという、少し変わった経歴を持っています。

ヒスチジンは身体の成長に関わっているうえに、子どもの身体では合成できないとあって、特に乳児期の子どもには非常に大切です。神経機能を補助する役割なども果たしており、大人でもヒスチジンが不足すると皮膚や神経に異常をきたします。このことから、年齢に関係なく必須アミノ酸として扱われることになりました。子どもはもちろん、大人でも不足することがあるため注意が必要です。

成長に関与するアミノ酸

ヒスチジンは子どもの成長には欠かせないアミノ酸です。発育を促進するだけでなく、集中力や記憶力の向上にも関係しているといわれています。ヒスチジンは成長途上の子どもの体内では合成されません。たとえば生後半年の赤ちゃんであれば、体重1kgに対して約22mgのヒスチジンを摂取することが推奨されています。小さな子どもの場合は特に、不足すると心身に深刻な影響を与える可能性があるため注意してください。

大人になるにつれてヒスチジンの必要摂取量の比率もだんだんと下がっていきます。18歳以上は体重1kgあたり10mgの摂取で十分です。

ヒスチジンの効果

ダイエット効果

最近になって、ヒスチジンにはダイエットや肥満防止につながる効果があることもわかってきました。ヒスチジンはヒスタミンに変わることで交感神経を刺激し、脂肪の燃焼を助けます。さらに満腹中枢を刺激することで食欲を抑える効果も期待されています。無理のない食事制限を助け、脂肪を燃焼しやすい身体を作るという2つの面から、効率的なダイエットサポートが期待できます。

また、よく噛んで食事をするとヒスタミンの分泌が促進されるため、食事の際は気をつかってみましょう。

疲労回復効果

ヒスチジンは神経機能を補助し、赤血球を形成するためにも必要な成分です。貧血予防として用いられており、心身を元気にして疲労を回復させるのにも役立ちます。貧血が解消されれば身体に十分な栄養素が行きわたりやすくなり、疲れが残りづらくなるためです。

また、ヒスチジンには交感神経の働きを高めて血管を拡張し、ストレス物質を減少させる効果もあると考えられています。心身の疲れを解消し、疲労を溜め込まない身体を作ってくれるでしょう。

不安の改善

ヒスチジンは、脳内では神経伝達物質として機能し、不安を和らげる作用があるといわれています。研究でも、ヒスチジンの少ない食事を与えられたマウスは合成されるヒスタミン量が少なく、不安に基づく行動をとりやすくなったという結果が出ました。

ヒスタミンはヒスチジンから作られる物質で、刺激に応じて血管の拡張作用を持っています。血管が広がって血圧が下がることで、関節痛やストレスを軽減する効果が期待できるでしょう。このことから、ヒスタミンを十分に保持することは神経系を正常化し、不安の改善に結びつくのではないかと考えられています。

ヒスチジンを含む食材とは

チーズや肉類にはヒスチジンが豊富に含まれる

ヒスチジンを多く含む食材としては、チーズや肉類など動物性タンパク質の食品が代表的です。チーズであれば、チェダーチーズやゴーダチーズ、パルメザンチーズなどがおすすめ。肉類で摂取するならばヘルシーな鶏むね肉が良いでしょう。比較的脂肪分が少なく、ダイエット効果も期待できます。そのほか豚ヒレ肉などにも豊富に含まれています。

魚介類にも豊富なヒスチジンが含まれている

ヒスチジンはカツオやマグロといった身近な魚介類にも豊富に含まれているため、魚から摂取するのもおすすめです。なかでも青魚に多く含まれており、生のままで食べるのはもちろん、出汁をとって摂取するといった方法でも摂取できます。ただし、ヒスタミンによる食中毒を起こす恐れがあるため、古くなった魚には注意が必要です。一度ヒスチジンからヒスタミンが生成されると加熱では取り除けないため、食材の管理には十分注意してください。

Summary

ヒスチジン
どんな人におすすめ?

  1. 疲れが抜けない人やダイエットを考えている方におすすめ
    ヒスチジンは、日常的に食べている食品から摂取できるため、不足しにくいアミノ酸です。しかし、ダイエットをしている方や小さな子どもなどは、ヒスチジン不足を引き起こすことも考えられます。特に疲れが抜けないと悩んでいる方は、ヒスチジンが不足している可能性があるため注意しましょう。ダイエット中で肉類を控えている場合も、意識してヒスチジンを多く含んだ食品を取り入れることが必要です。ヒスチジンは子どもだけでなく、大人になってからも重要な役割を果たします。ダイエット中であれば脂肪燃焼促進や食欲抑制も期待できるため、意識的に取り入れるようにしましょう。

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